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頭痛のタイプ

慢性的なよくある頭痛は「一次性頭痛」と呼ばれていて、片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などがあります。
脳疾患などの症状として起こる頭痛は「二次性頭痛」です。

慢性的なよくある頭痛「一次性頭痛」

一次性頭痛は、脳に頭痛の原因となる異常がない、いわゆる「頭痛持ち」さんの頭痛です。命にかかわることはありませんが、何度も繰り返し起こり、多くの場合患者さまの生活をおびやかす、つらい頭痛です。

片頭痛

名前から、頭の片側だけが痛むと思われがちですが、実際には4割近くの片頭痛患者さまが両側性の頭痛を経験します。

日本では成人の8.4%が片頭痛にかかっていると報告されており、かなり患者数が多い疾患です。また女性に多いのも特徴です。前兆の有無と種類により「前兆のある片頭痛」と「前兆のない片頭痛」に分かれます。

前兆は、頭痛より前に起こる症状で、キラキラした光、ギザギザの光(閃輝暗点)などの視覚性前兆が最も多くみられます。通常は60分以内に前兆が終わり、引き続いて頭痛が始まります。前兆は片頭痛に特徴的な症状ですが、実は前兆のない片頭痛のほうが8割と多数派です。

片頭痛発作はふつう4時間~長いと3日間続き、しばしば吐き気や嘔吐を伴い、ひどい時には痛みで寝込んでしまいます。また、階段の昇降など日常的な運動で頭痛がひどくなることも特徴のひとつです。頭痛発作中は感覚過敏となって、ふだんは気にならないような光、音、においを不快に感じる方が多いです。

緊張型頭痛

緊張型頭痛は最も多い頭痛の1つであり、いわゆる「肩こり頭痛」と言われることの多い頭痛です。日本では成人の22%が持っていると報告されています。

頭痛は30分から7日続き、頭が圧迫されるような、あるいは締めつけられるような頭痛で、多くは両側性です。頭痛の程度は軽度~中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても、寝込んでしまうほどにはならないところが片頭痛と異なります。

しかし、一人の人が片頭痛と緊張型頭痛を併せて持っていることも多く、その場合ひどい頭痛で悩んでおられるケースがよく見られます。

群発頭痛

群発頭痛は、片側の眼周囲~前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛(眼をえぐられるような痛み)が、数週から数ヶ月の期間、続けて起こることが特徴です。夜間、睡眠中に頭痛発作が起こりやすく、頭痛発作時には、頭痛と同じ側に、眼の充血や流涙、鼻づまりなどの症状を伴うことが特徴です。

1回の頭痛発作は15分~180分で、片頭痛と比べると短いのですが、2日に1回~1日に8回(大部分は1日に1~3回)といったように、短期間に何回も発作が起こるのが特徴です。発作が群発する時期は「群発期」と呼ばれますが、それが終わると次の群発期まで発作が起こらない「寛解期」となります。一部の症例では寛解期がない、あるいは存在しても3ヶ月未満であるため非常に生活支障度が高くなります。このような症例は慢性群発頭痛と呼ばれます。

群発頭痛の発生率は人口10万人当たり9.8人と比較的少なく、一般の方は勿論のこと、医師の間でもあまり認知されていないタイプの頭痛です。激しい頭痛発作で、複数の病院を受診されてもはっきりと診断してもらえず、正しい診断まで何年もかかってしまうケースもよく見られます。

 群発頭痛は20~30才代に多く、約85%は男性とされていたのですが、最近の欧米の調査では男女差が縮小してきて、女性の群発頭痛も稀ではなくなっているとされています。

命にかかわることもある「二次性頭痛」

脳に異常のない「一次性頭痛」に対して、原因となる異常があって頭痛を起こすのが「二次性頭痛」です。
二次性頭痛で最も注意が必要なのは、脳疾患によるものです。
脳疾患による頭痛を放置していると命に関わる可能性がありますし、重篤な後遺症を残すこともあります。

二次性頭痛の原因となる疾患

  • くも膜下出血
  • 脳出血
  • 脳腫瘍
  • 髄膜炎
  • 脳動脈乖離
  • 副鼻腔炎
  • 頭部の神経痛 など

「今まで感じたことがないほど激しい頭痛」や「少しずつ強くなってくる頭痛」など、いつもと違う感触があったら、速やかな受診が必要です。

下記にひとつでも当てはまる頭痛は、できるだけ早く受診してください。

重大な頭痛のサイン

  • 突然の頭痛
  • 今までに経験したことがない頭痛
  • だんだん強くなってくる頭痛
  • 50歳以降ではじめて起こった頭痛
  • 発熱や嘔吐がある頭痛
  • ふらつく、しゃべりにくい、手足に力が入らない、物が二重に見えるなどが伴う頭痛

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